シックな猫

シックな猫

10-11-2013

何もかも手に入れた猫にふさわしい贈り物とは? これは、ファラオンの3歳の誕生日が近づくにつれ、世界中で彼を慕う大勢の友人やファンを悩ませた問題でした。

はたして、パリ中で最もシックな猫を喜ばせる方法とは? ほのかにキャラメル色が混ざったシャンパン色の美しい毛皮のコート、おしゃまなヒゲ、大きく見開いたサファイアブルーの目-すでにゴージャスなルックスに恵まれ、伝説のブリストルホテルをわが家と呼び、最も華麗な隠れ家を持つ、この目の肥えた猫を満足させることができる贈り物とは一体何でしょう?

自分の気持ちを周囲にはっきり示す、お洒落な聖バーミーズ(ビルマの聖猫)だからこそ、なお差し迫った問題なのです。猫年齢の3歳は、人間で言えば20歳。まさにこの特別な誕生日に満足できるのは最高級品のみ。

ついに、大切な日がやってきました。ブリストルのコンシェルジュはファラオンに贈り物を差し出す時、少しばかり緊張していました。 贈り物を引っかいてしまうのか、それとも気に入ってもらえるのか? この気難し屋の猫が「ゴヤール」のシルバーの文字が入った暗褐色の袋を開けるや否や、コンシェルジュはホッと胸をなでおろしました。かみつくことも、背中を弓なりにそらして怒ることもなかったのです。 それどころか、ゴヤールディンのキャンバス地と革で仕立てた蝶ネクタイ首輪 « オスカー » と、お揃いのポプラ材ボウルにすぐさま一目ぼれ。もちろん、ボウルにもブリストルのイメージカラーであるグリーンのイニシャルと鮮やかな赤紫色の陰影効果が手描きで施されています。

目撃者によれば、ファラオンの猫なで声さえはっきり聞こえたそうです。

10-11-2013