エスプリ・メルティエール

11-19-2013

よく言われるフランス語に「Bon sang ne saurait mentir(血は争えないものだ)」があります。

古くからよく使われるこの言葉は14世紀に確立され、概して「Good blood cannot lie(よい血統は欺かない)」と訳され、「Blood will tell(血はものをいう)」という典型的なフランス人と同等の意味を持っています。 流行の最先端ではないものの、これこそセント・マーティンのバッグを見た時に心に思い浮かぶ表現でしょう。 

見ため的には、機能性とカジュアル・エレガンスがうまくミックスされ、まさにあなたにとって理想的なハンドバックと言えます。 毎日のルーチンで頼りになる友として、特色のクレバーな特大ジッパーでは、貴重な携帯品へ自由自在に手を伸ばすことができます。また、より小さなアイテムを安全に収納する内外2つのポケットや、人間工学的に完璧な回転式レザーハンドルも特色です。 さらに、真のパリジャンとしてあらゆる状況に応じてコケティッシュにその表情を変えます。 目にも鮮やかなビビッドさとパワフルなスタイル主張は、フレキシブルかつアーキテクチャがお決まりのゴヤール構造とともに、よりダークな陰影でシックさを強調し、様々な装いを実現します。 常に洗練されたショルダーバッグとして、シャープな見た目のクラッチとして、セント・マーティンの用途は実にバラエティに富んでいます。

ですが、セント・マーティンの真実は別のところにあり、その多様な糸口こそ本性を指し示しています。 シルバーの「bijouterie (宝石)」、革の象眼細工やエッジパッド、あるいはそのベース部分が直接汚れた面と直接触れたり、表面が摩耗しないよう保護するメタルビーズにかかわらず、ゴヤールのトランク技術に網羅されるお決まりのディテールはすべて、その目にも明らかです。 外ポケットに組み込まれたレザーのクローズタブでさえ、従来のトランクのセンターロックを模倣したものです。 しかしながら、模倣をはるかに超えています。というのも、そのプロポーションはまさにそうしたトランクそのものだからです。 言いかえれば、セント・マーティンはハンドバックではなく、むしろ純粋な小型トランクと言えるでしょう。ゴヤールの本質かつコアであるトランクメーカーとしての例外的なSavoir Faire (世才) にあらためて敬意を払うものです。

 

11-19-2013
 

起源へ

11-25-2016

風の街

05-29-2015

FRENCH RIVIERA

04-30-2015

旅の時間

12-14-2014

宝庫

11-30-2014

紳士限定

01-31-2014

夢を追う

12-30-2013

二都物語

09-18-2013

朝の静寂

08-13-2013